トランプ米大統領 中国の国家主席と電話会談

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(VOVWORLD) -先週、中国の習近平国家主席は6月5日、アメリカのドナルド・トランプ大統領と電話会談を実施しました。両者の電話会談はトランプ大統領就任後初となりました。

両国首脳は、双方のチームはジュネーブ合意を引き続き履行し、近く新たな協議の場を設けることで合意したとしています。また、習国家主席はトランプ大統領の再度の中国訪問を歓迎するとしました。

習国家主席は、米中関係という大きな船の航路を正すには、われわれがしっかりとかじを握り、方向性を定め、各種の干渉や妨害を排除することが極めて重要と指摘しました。また、アメリカ側の提案により、両国の経済貿易部門のトップがスイス・ジュネーブで会談し、対話と協議を通じて、経済貿易に係る問題を解決する重要な一歩を踏み出したことは、対話と協力が唯一の正しい選択肢であることを証明したと評価しました。その上で、双方は既に構築済みの経済貿易協議メカニズムを活用し、対等な姿勢で双方の懸念事項を尊重しつつ、ウィンウィンの結果を追求すべきと述べました。また、この点に中国は誠実であると同時に原則的でもあり、合意に達した事項について双方は順守すべきとも主張しました。ジュネーブ会談後、中国は厳格に合意を実行しており、アメリカは実態に即して進展を捉え、中国に対して実施しているネガティブな措置を撤回すべきと主張しました。

中国外交部の発表では、トランプ大統領は習国家主席に敬意を表した上で、米中関係の重要性を表明したとしています。また、アメリカは中国経済が力強い成長を維持していることを歓迎するとともに、アメリカは引き続き「一つの中国」政策を堅持すると述べたとしています。

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